アクアマリンの秘密
「…胸騒ぎの理由はコレだったんだな。
降りたら『思い出す』。」
「そう…だね…。
だから僕は…怖かったんだ。」
「怖い?」
「ああ。
蒼刃がこうなることが目に見えていたから。
それこそ…『壊れて』しまうと思ったから…。」
「…壊れねぇよ。」
壊れはしない。壊れている場合じゃない。
だけど…一旦自分が弱いと分かってしまった俺は…先を不安に思ってしまう。
こんなにも守られている俺が…『誰か』を守るなんて出来るのか?
「緑志…悪い。」
「?」
「少し…一人になりたい。」
「…分かった。」
短くそう答えて、緑志は部屋を後にした。
俺はベッドの上から身動き一つ出来ないでいる。
降りたら『思い出す』。」
「そう…だね…。
だから僕は…怖かったんだ。」
「怖い?」
「ああ。
蒼刃がこうなることが目に見えていたから。
それこそ…『壊れて』しまうと思ったから…。」
「…壊れねぇよ。」
壊れはしない。壊れている場合じゃない。
だけど…一旦自分が弱いと分かってしまった俺は…先を不安に思ってしまう。
こんなにも守られている俺が…『誰か』を守るなんて出来るのか?
「緑志…悪い。」
「?」
「少し…一人になりたい。」
「…分かった。」
短くそう答えて、緑志は部屋を後にした。
俺はベッドの上から身動き一つ出来ないでいる。