アクアマリンの秘密
* * *
「もう1週間になるな。」
「そうだね…。」
「蒼刃…まだ何も食べないんですか?」
「…うん。」
「蒼刃、死んじゃうよぉ…。」
蒼刃は部屋に籠ったまま、誰も寄せ付けていない。
誰が行っても、『入るな』と言われてしまう。
食事も全くとらず、水だけ摂取してかろうじて命を繋いでいる。
時折部屋から出てくる時もあるけど、誰とも目を合わさず、ただぼうっとしてすぐさま部屋へと戻ってしまう。
声なんて…全然聞いていない。
「水は飲んでるみたいだから多少はマシだけど…。
そろそろ危ないな。
何か食べてもらわないと…。」
「そうだよねぇ…。白斗…何とか出来ないの?」
「あんなに拒まれたら…近付けないよ。
それに…無理に近付いたら…。」
「壊してしまいそう…だね。蒼刃のこと。」
「緑志の言う通り。下手に近付いたら壊してしまう。今の蒼刃はとてもデリケートだから…。
今は…誰も近付かない方がいいのかもしれないね。
だけど…そんな悠長なことも言っていられない。」
「確かに。」
「どういうこと…ですか?」
「もう1週間になるな。」
「そうだね…。」
「蒼刃…まだ何も食べないんですか?」
「…うん。」
「蒼刃、死んじゃうよぉ…。」
蒼刃は部屋に籠ったまま、誰も寄せ付けていない。
誰が行っても、『入るな』と言われてしまう。
食事も全くとらず、水だけ摂取してかろうじて命を繋いでいる。
時折部屋から出てくる時もあるけど、誰とも目を合わさず、ただぼうっとしてすぐさま部屋へと戻ってしまう。
声なんて…全然聞いていない。
「水は飲んでるみたいだから多少はマシだけど…。
そろそろ危ないな。
何か食べてもらわないと…。」
「そうだよねぇ…。白斗…何とか出来ないの?」
「あんなに拒まれたら…近付けないよ。
それに…無理に近付いたら…。」
「壊してしまいそう…だね。蒼刃のこと。」
「緑志の言う通り。下手に近付いたら壊してしまう。今の蒼刃はとてもデリケートだから…。
今は…誰も近付かない方がいいのかもしれないね。
だけど…そんな悠長なことも言っていられない。」
「確かに。」
「どういうこと…ですか?」