アクアマリンの秘密
「でもまずは、オレたちの大事な大事なお姫様を守らないとね。」

「ああ。」

「星来は絶対そこを動かないでね!!
無茶は絶対しないこと。」

「でもっ…蒼刃と緑志が…。」

「大丈夫だよ、星来。
蒼刃がそんなに簡単に死んだりしないってこと、星来が一番よく分かってるだろう?」

「そうそう♪
蒼刃はねぇ…多分普通の人の100倍くらいの生命力なんだよー。だから大丈夫。」

「お前はお前の身の安全を一番に考えろ。」

「…白斗さん、桃依…紫紀さん…。」

「さーてと…。
ちょーっとこれは相手がかなり多いっていうかいつもより大変そうだけど…。
頑張りましょうかねぇ…。」

「蒼刃に作ってもらった剣の出番だねっ!!
頑張らなくちゃ!!」

「…無茶するな。」

「分かってるよぉー。」

「行くぞ。」

「うんっ!!」





炎の中に3人が飛び込んでいく。その背中を見送った。

ここまで言われたら…あたしは動けない。

それに…今気になるのは…蒼刃と緑志のことともう一つ。

…ジャニア…あなた一体何を考えてるの…?



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