アクアマリンの秘密
「1分なんていらない。
答えは『ノー』だ。
お前のような愚かな人間に俺が傅くはずもない。」

「…愚かか…。
はて…本当に愚かなのはどちらだ…?」

「お前だ。」

「…ひるまぬな。
我が殺気に気付かぬような腑抜けた魔力でもないだろう?」



殺気は分かっている。こいつが現れた時から感じている。
だから星来を早くこの地から移動させたかったんだ。
こいつの邪悪な気にあてたくない。
星来は汚れを知らぬ、この世の光だ。
その光に…お前のような不浄なものは近付かせることなんてしたくない。



「…仕方ないな。
非常に残念ではあるが…分かり合えないのならば仕方あるまい。

…死ね。」














その後のことはほとんど覚えていない。




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