アクアマリンの秘密
「ねぇ星来!!
蒼刃、一体何考えてたの?
ボクにこっそり教えて!!」

「えっと…あのっ…
大したことじゃないの!!」

「そうかなぁ…
星来の顔、大分たいしたことあるみたいな顔だよ?」

「えっ!?」

「うるせぇ桃依!!お前は黙ってついて来いよ。」

「分かったよぉ…蒼刃ってホント、怒りっぽいんだから。
じゃあ星来、ちゃんとお留守番しててね?
絶対外出ちゃダメだから!!」


パタン…と閉じた部屋のドア。


あたしは自分のほっぺに両手をあてる。
やっぱり少し…熱い。

だって…予想もしてなかったから。
蒼刃があんなこと考えていた…だなんて。



『お前に何かあったら…心配すんだろ…?バーカ。』



胸がちょっと苦しい。

そんな苦しさを押し隠すように、あたしはベッドに横になった。

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