アクアマリンの秘密
「そ…う…」

「もう泣くな。俺のせいなら尚更だ。」

「え…?」

「…お前はもっと俺を責めるべきだ。」

「…どう…してっ…?」

「俺はお前の言葉を無視した。
お前の大切な兄貴を斬ったのは間違いなく俺だ。
あいつの言葉は関係ない。
斬ると決めたのも俺だ。」



あいつを斬り、共鳴石を取り戻すとあの時決めたのは俺だ。
そこに月叉の意志は反映されていない。
あいつが消滅を願ったから斬ったんじゃない。
俺は…



「でも…助けようって思ったのも…蒼刃…でしょう?」



星来の声が耳元で聞こえてくすぐったい。
そう思っていた矢先、星来が俺の背中にぎゅっと腕を回してきた。












「ごめんなさい…。」

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