アクアマリンの秘密
【蒼刃side】



「蒼刃!!」

「蒼刃っ!!もう歩いて大丈夫なの?」

「ああ。歩くのは問題ねぇ。
で、月叉は生きてんのかよ?」

「まぁ…ギリギリのラインでだけど。」

「あれ…星来は…?」

「あいつなら寝た。俺の部屋で。」

「そっかぁ…星来、やっぱりすっごく疲れてたんだね。」

「俺、どのくらい眠ってたんだよ?」

「んー…1週間くらいかな。」

「あいつ、ずっと俺のとこにいたのか?」

「そーだよ?お兄さんが危ないっていうのに、ずーっと蒼刃のところにいたんだから…
蒼刃はもっと星来に感謝しないと…。」

「…そーかもしんねぇな。」




俺は窓の外を見つめた。
激しい砂嵐がシップの周りを渦巻いていた。



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