アクアマリンの秘密
「…そっかぁ…。
じゃあボクも…覚悟を決めようかな。
…ボクの力じゃ星来を守るなんてそんな大きなことは言えないけど…。
でも…ボクは…みんなの力になれるように…。
そして絶対…どんなに辛くても諦めない…。絶対に。
これだけをしっかり胸の中にしまっておくことにするっ!!」

「…じゃあオレはどうしようかなぁ…。
『この命尽きるまで戦う』なんて、そんなかっこいいこと言えればよかったんだけど…。
それじゃあ燈龍との約束が守れないからね…。
…オレの覚悟は命を捨てないこと。
自分の命だけじゃなく、君たちの命も全て…オレが癒す。」

「僕は…守りたいものを守る、にしようかな。
僕の能力だと、それしか出来ないし。
強い気持ちで…守る。」

「…俺の覚悟など…あの時にもう決まっている。
…もう二度と…大切なものを失ったりはしない。」













紫紀がそう言い終えた瞬間に、5つの共鳴石の光が一点に集中する。
そしてその光は、一つの方角を指す。





「この方角に…。」


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