アクアマリンの秘密
共鳴石が指す方角に向かって、一つの道が出来る。
その部分の砂嵐が消え去る。




「どういうことだ?」

「…進めってことでしょう?
共鳴石って謎が多いけど…やっぱり凄い力を秘めていたんだね。
この先に…おそらくアクアマリンが存在する。
共鳴石がイアルの結界と魔法を解いた。」

「…どうして…?」

「…ボクたちの『覚悟』が伝わったんじゃないかなぁ…。
ボクたちの気持ちが届いたんだよ。共鳴石に。」

「…かもな。」




かなり非現実的な話だけど、今はそう信じるしかない。
進めるのなら進む。
もうそれしか道はないし、逃げる気なんてさらさらない。




「桃依、シップを動かせ。
行くぞ。」

「うんっ!!」

「蒼刃はどこ行くんだい?」

「俺は…ちょっと休む。まだ本調子じゃねぇし。」

「そっか。ゆっくり休んで。」

「ああ。」


俺は自分の部屋へと戻った。

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