アクアマリンの秘密
「ねぇねぇ蒼刃ー?」

「あ…?お前いたのかよ。」

「ひっどーい!!星来しか眼中にないからってそんな言い方ないでしょー?
確かにボクはちっちゃいけど、視界にくらいは入れてよね!!」

「あー…悪ぃ悪ぃ。
で、なんだよ?」

「…いつ…降りるの?」

「…こう呼ばれたんじゃ仕方ねぇよな。
まぁ俺らが来たことだってもうバレてんだし。行くしかねぇだろ。
行けば…全て終わる。」

「…そう…だね…。」



イアルの声が聞こえたことで、一気に重苦しくなる空気。




「あっ!!渡したいものがあったの。みんなに。」

「なんだよ急に…。」

「なになにー!?ボクになにくれるの!?」

「あ、って言っても大したものじゃないんだけどね…。」



そう言ってあたしはポケットの中をまさぐった。


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