アクアマリンの秘密
* * *


「あららぁ~?
お姫様は隠したままなのぉ~?
あたしにも会わせてちょうだいよぅ~。」

「嫌だ、と言ったら?」

「あらあら…
パシフィックブレードの皇子様は気が短いのねぇ…
そんなに死にたいの?」



シップから出るところには外側から魔法で鍵が掛けられていて、あたしは出ることが出来ない。

でも何とかして外の様子が知りたくて、あたしは操縦室に入った。

目の前で蒼刃とマイサが戦っている。


「それはこっちの台詞だ。」


そう言った瞬間に手から出した刀で斬りかかる蒼刃。
それを寸でのところでかわすマイサ。
そのままゆっくりと浮かび上がる。


「斬ったと思ったんだけどな。」

「あらぁ…惜しいわねぇ。
じゃあここからは本気でいきましょうか…
さぁ、あたしの可愛い可愛い分身ちゃん達ー!!出番よぅ♪」


地面がまた大きく揺れる。

あたしは操縦室の椅子にしがみついた。


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