アクアマリンの秘密
「私はね、君たち5人にも興味があるんだ。
だから…私は君たちをも手に入れたい。」
「…なっ…!!」
「お前…自分が何言ってんのか分かってんのか?」
「もちろんだ。
君たちは私が作った『ビシアス』を消滅させ、共鳴石を手に入れた。
いや…『取り戻した』と言った方が正確だと言えるな。
つまり…私が作ったものを君たちは越えた。
私が『最強の兵士』だと思っていたものを君たちは越えてしまった。
だから私は君たちが欲しいのだ。
『最強の兵士』として。」
「『手駒』の間違いじゃねぇのか?」
「…手厳しいな。
ビシアスは感情なきマガイモノだ。」
そう言った瞬間に、紫紀さんが両手をぎゅっと握りしめたのが分かった。
「紫紀…怒っているのだな?
華央がマガイモノだと言われたようで…。」
「…。」
「…華央は…私の邪魔をしようとしていた。
強大すぎる力を持つ者はいささか邪魔でね。
だから殺した。…それだけだ。」
「…っ…。」
声にならないほどの怒りを抱えて、紫紀さんが震えていた。
「紫紀さんっ…。」
あたしは紫紀さんが固く握りしめたその右手に触れた。
だから…私は君たちをも手に入れたい。」
「…なっ…!!」
「お前…自分が何言ってんのか分かってんのか?」
「もちろんだ。
君たちは私が作った『ビシアス』を消滅させ、共鳴石を手に入れた。
いや…『取り戻した』と言った方が正確だと言えるな。
つまり…私が作ったものを君たちは越えた。
私が『最強の兵士』だと思っていたものを君たちは越えてしまった。
だから私は君たちが欲しいのだ。
『最強の兵士』として。」
「『手駒』の間違いじゃねぇのか?」
「…手厳しいな。
ビシアスは感情なきマガイモノだ。」
そう言った瞬間に、紫紀さんが両手をぎゅっと握りしめたのが分かった。
「紫紀…怒っているのだな?
華央がマガイモノだと言われたようで…。」
「…。」
「…華央は…私の邪魔をしようとしていた。
強大すぎる力を持つ者はいささか邪魔でね。
だから殺した。…それだけだ。」
「…っ…。」
声にならないほどの怒りを抱えて、紫紀さんが震えていた。
「紫紀さんっ…。」
あたしは紫紀さんが固く握りしめたその右手に触れた。