アクアマリンの秘密
「月叉が生きていたことは誤算だったよ。それは認めよう。
まさか自我を保っていたなんて思ってもみなかった。
だがもういらぬ。一度朽ち果てようとした者など。
私が欲するのは強く私に従順な者だけだ。」

「じゃあ俺たちは誰もあてはまんねぇよ。
お前に従順なやつなんて誰もいねぇし。」

「ボク、人殺しが趣味みたいな人、大っキライだもんねー!!」

「父上と母上の仇を取らないとね。」

「オレは燈龍がお前から命がけで守った国を守らないとなぁ。」

「華央を殺したこと、俺は許さない。」

「あたしは…あなたのしたこと全てを憎んでいるわ。」







「どうやら…交渉は始める前から決裂のようだな。
ならば仕方ない。
残念だが星来以外には死んでもらうしかない。

では…我が分身たちよ、こやつらを殺すがいい。」







イアルが手をかざしたその先に5人の人影が見えた。
まだその顔までは見えない。







「お前たちに恨みを持つ者を蘇らせたのだよ。
今日の日のためにな。」

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