アクアマリンの秘密

決別の戦い

「さぁ…顔をじっくり見てるといい。」


イアルの言葉が冷たく響く。

みんなの顔から血の気が引いていく。























「桃依…お兄ちゃん…。」

「君は…?」

「白斗…。」

「ひ…りゅう…?」

「紫紀…。」

「華央…なのか…?」

「緑志…。」

「母上…。」

「蒼刃…。」

「と…父さん…。」



辺りは激しい光に包まれた。
あたしが瞬きをした後には、もう誰も残っていなかった。


< 479 / 678 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop