アクアマリンの秘密
「え?」


あたしは恐る恐る顔を上げる。
するとみんなが浮いている。
それにシップも…。


「危なかったねぇ…。ナイスだよ、桃依。」

「ったりめぇだ!!つーか遅せぇよ。もっと早く『フライ』を発動しやがれ。」

「ごめん…だってあのおっきいのにびっくりしちゃってぇ…。」

「言い訳はいらねぇんだよ。
それより桃依、お前はこのままシップを飛ばせたままにしとけよ。」

「分かってるよ!!」

「クロアーツは頼んだ。」



あたしにみんなの声は全然聞こえないけど、みんなに何かを言って、それからすぐに蒼刃はマイサに向かって飛んで行った。



「蒼刃…!!一人じゃ無茶…ってもう遅いか。
それにしても無茶ばっかりするねぇ…緑志の弟は。」

「困ったもんだよ、本当に。」

「そんな悠長な話をしている場合じゃないぞ。
あいつらを倒さなくては。」

「分かってるよ、紫紀。
さぁて…やつらの『弱点』はどこかなぁ…?」


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