アクアマリンの秘密
『てめぇ…何の罠だ!?』

「罠ではない。
お前たちの愛しい姫君の顔が見えぬか?
そこを抜けろ。時間がない。」

「セリユの言葉は本物よ!!」

『星来…?』

「いいから早く!!蒼刃っ!!」



氷泡星来の言うことは素直に聞く戦士…宝来蒼刃。
まずは彼が私の作った穴を抜けてくる。









「…っ…蒼刃っ…!!」

「星来…。」



その男の元へと駆け寄る姫君。
次々と戦士たちがこの世へ戻ってくる。



「星来ーっ!!」

「わー…ホントに出られた。」

「でもどうして…。」


最後に出てきたのは朝霧紫紀だった。
完全に全員が出そろった瞬間に、私の身体はふらつく。




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