アクアマリンの秘密
* * *
「え…?」
あたしが抱きしめていたはずの瑠香が消えていた。
「私ならここにいる。」
声のした方を振り返ると…
「瑠香!!」
どうして?なんで血まみれじゃないの?
色々聞きたいことはあったけれど、今はそれどころじゃない。
そんなことよりも嬉しさが勝ってる。
「瑠香ーっ!!」
あたしは立ち上がって瑠香に思いっきり抱きついた。
「は…離れろ。鬱陶しい。」
「だってだって嬉しいんだもん!!瑠香が生きてて!!
あたし、死んじゃったかと…。」
「朝霧紫紀が私を助けた。」
「え?」
「時間を巻き戻したんだ。」
「紫紀さんが…?」
「私が死ぬと、お前が泣くからだそうだ。
…愛されているな、お前は。」
「…『リターン』を使ったのか…紫紀。」
「…だったら何だ?」
「リターンは高度な魔法だ。
お前の初期魔力値では絶対に使えない。
…それも共鳴石の力か。」
「…お喋りはここまでだ、イアル。
長年の恨み…今こそ…!!」
そう言って紫紀さんがイアルに斬りかかった。
「え…?」
あたしが抱きしめていたはずの瑠香が消えていた。
「私ならここにいる。」
声のした方を振り返ると…
「瑠香!!」
どうして?なんで血まみれじゃないの?
色々聞きたいことはあったけれど、今はそれどころじゃない。
そんなことよりも嬉しさが勝ってる。
「瑠香ーっ!!」
あたしは立ち上がって瑠香に思いっきり抱きついた。
「は…離れろ。鬱陶しい。」
「だってだって嬉しいんだもん!!瑠香が生きてて!!
あたし、死んじゃったかと…。」
「朝霧紫紀が私を助けた。」
「え?」
「時間を巻き戻したんだ。」
「紫紀さんが…?」
「私が死ぬと、お前が泣くからだそうだ。
…愛されているな、お前は。」
「…『リターン』を使ったのか…紫紀。」
「…だったら何だ?」
「リターンは高度な魔法だ。
お前の初期魔力値では絶対に使えない。
…それも共鳴石の力か。」
「…お喋りはここまでだ、イアル。
長年の恨み…今こそ…!!」
そう言って紫紀さんがイアルに斬りかかった。