アクアマリンの秘密
「私に触れようなど、考えるだけ無駄だ。」


そう言って弾き飛ばすイアル。
そして新たな生き物たちが生まれる。


「お前たちの相手はこいつらにしてもらおうではないか。」


人の形をした、でも顔はどこか虚ろな…生き物とも言えない『何か』。


「んだよ…こんなにたくさん倒さなくちゃなんねぇのか?」

「仕方ないよ。ラストの大ボスはなかなかオレたちに攻撃されたくないらしいからねー。」

「まったく困っちゃうよねー
ボクたちは早く倒したいのにー!!」

「気を引き締めていかないとね。」

「お前はこっちだ、姫君よ。」

「わっ…ちょっ…!!」


あたしは瑠香に手を引かれた。






「ちょっ…瑠香っ!!どこに行くのっ?」

「あやつらから…いや…イアル様から離す。
でないと危険だ。」

「でもっ…みんなが戦ってて…しかも傷だらけで。」

「今は治療をする暇もない。
仕方ないがこのまま戦うしか術はない。」


瑠香がそういった瞬間に、目の前に現れた敵5体。
先程の虚ろな人間のような…敵。




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