アクアマリンの秘密
【セリユside】


私は何を必死になっているのだろうか?
あんなに憎んでいたはずの姫をこの手で守ろうとしているなんて…。
せっかく命拾いをしたというのに、その命を危険に晒してまで守りたいと願っているなんて…。

自分で自分が信じられないのが正直なところだった。



ザシュッ…


残りは1体だった。



不意に姫の言葉が蘇る。















『哀しいだけなら…終わらせましょう。』



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