アクアマリンの秘密
それをすかさずキャッチしたのは桃依。

石が無事にキャッチされたことに安心していると上の方で、ザシュッ…という鈍い音が聞こえた。

思わず顔を上げると…



頭から真っ二つにされたマイサ。
血なんてものは一滴も出ない。
その代わりにボロボロと崩れていく身体。
身体が土や岩へと変わって地面に落ちていく。


「あ…た…し……し…ぬの…?」

「死ぬんじゃない。『消滅』だ。
お前は土に還るんだよ。」

「『還る』…。」


その言葉を口にした後、一気にマイサの顔も土へと変わった。

後に残るのは静寂だけ…。




飛んでいた蒼刃があたしのところに降りてくる。

降りてきたその瞬間にあたしの肩をぎゅっと掴んだ。

顔が…怖い。

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