アクアマリンの秘密

虚無と真実

【蒼刃side】


何を言ったって無駄だってことは分かっていた。
あいつの性格を考えれば、そんなのは明白だった。





ゆっくりと降りてきた星来を抱き留めた。

気を失ってはいるものの、息をしていたことに安堵する。








「生きてる…。」

「ホントっ!?」

「ひとまず安心だね…。」

























不意に、星来がくれたミサンガが千切れた。



『蒼刃。』

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