アクアマリンの秘密
力なくそう呟いた。
俺をなだめるかのように緑志が俺の肩に手を置いた。
「また若者たちに傷を負わせてしまったようじゃの、わしは。」
「こっ…国王陛下!!」
「おじい様!!」
「えっ?おじい様~?」
「左様。
わしは月叉にとっては祖父、そしてそなたたちにとっては国王じゃの。
…ナチュラルアースの。」
「アクアマリンの王家の方だったなんて…。」
「…おじい様はナチュラルアースで眠らされていたはずじゃ…。」
「ようやく紫紀と白斗の魔法を破ることが出来てな。
本当はもっと早く来る予定だったのじゃが…。
…強くなったようじゃな。紫紀、白斗。」
「有難きお言葉です、国王陛下。」
「陛下には及びません。」
「そう謙遜するでない。
お前たちはよくやった。
全てが上手くいったとは言えないが…それでもやれることだけのことはやったと言える。
…傷を残してしまったことは否めないがな。」
ゆっくりと国王が俺に近付いてきた。
緑志が下がり、その場所に国王が落ち着く。
俺はまだ星来を抱きしめたままだった。
「蒼刃…お前には最も辛い結果になってしまった。
すまんの…蒼刃。」
俺をなだめるかのように緑志が俺の肩に手を置いた。
「また若者たちに傷を負わせてしまったようじゃの、わしは。」
「こっ…国王陛下!!」
「おじい様!!」
「えっ?おじい様~?」
「左様。
わしは月叉にとっては祖父、そしてそなたたちにとっては国王じゃの。
…ナチュラルアースの。」
「アクアマリンの王家の方だったなんて…。」
「…おじい様はナチュラルアースで眠らされていたはずじゃ…。」
「ようやく紫紀と白斗の魔法を破ることが出来てな。
本当はもっと早く来る予定だったのじゃが…。
…強くなったようじゃな。紫紀、白斗。」
「有難きお言葉です、国王陛下。」
「陛下には及びません。」
「そう謙遜するでない。
お前たちはよくやった。
全てが上手くいったとは言えないが…それでもやれることだけのことはやったと言える。
…傷を残してしまったことは否めないがな。」
ゆっくりと国王が俺に近付いてきた。
緑志が下がり、その場所に国王が落ち着く。
俺はまだ星来を抱きしめたままだった。
「蒼刃…お前には最も辛い結果になってしまった。
すまんの…蒼刃。」