アクアマリンの秘密
俺は今日も、星来が眠るベッドの横に座っていた。
…ただひたすらに眠る星来の顔を見つめるだけの日々。
何も出来ない自分が歯痒くてもどかしくて無力で…絶望する。



俺はそっと星来の右手を握った。




「…お前がどんな声だったか…もう忘れちまいそうだ…。」
























そう呟いた瞬間だった。



不意に星来の右手がぴくりと動いた。


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