アクアマリンの秘密
蒼い目があたしの目を強く奪う。



「だから…俺がいつでも守れるように…俺の一番近くにいろよ、星来。
お前が大事にしてきた『約束の言葉』、果たすから。」


その真っすぐな目を…なんだか今日は特別に愛しく思える。
そんな真っすぐさが、あたしはとても…好き。

だからあたしは迷わずに答えた。



「うんっ!!ずっとずっと…蒼刃のそばにいるっ!!
あたしのこと…ずーっと守ってもらうんだから。」

「ああ。絶対守る。…約束な。」




ゆっくりと再び重なる唇。
…甘い味がしたような気がした。





「ねぇ蒼刃!!散歩でもしない?」

「はぁ?なんで俺が…。」

「向こうのお花畑が満開なの。蒼刃と一緒に見たくて…。ダメ…?」

「ったく…行くぞ。」

「うんっ!!」


ちょっと強引に繋がれた手。
それをあたしはぎゅっと握り返した。


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