アクアマリンの秘密
*個人的に好きな話*

一人に一エピソードを、と思って考えていました。
たとえば紫紀なら華央さんとのエピソード。
白斗なら燈龍との。桃依なら家族の。みたいな。

でなんだかんだでお気に入りなのは
「雪の記憶」ですね。
華央さん自体が好きだというのもありますが、サブタイトル自体も結構好きで、華央さんのイメージと雪が合っていたかなと思います。二人の関係は決して儚いものではないのですが、どうしても私の中ではもう戻らない儚さのようなものがずっとありましたね。
華央さんの台詞は本当にお気に入りが多くて、深い愛の中に自分の死への寂しさのようなものがあって、強いんだけど弱い、そんなところを書きたいと思っていました。上手く表現できていたのかは不明ですが。

サブタイトルとしてお気に入りなのは「想いは願いのままで」「哀しみの舞雪」「白と黒の境界線」「瞳に映る君」です。
「想いは願いのままで」っていうのは紫紀の言葉ですね。華央さんへの想いは、想いというよりは願いに近い、そんなイメージでこういうサブタイトルにしました。
「哀しみの舞雪」はもうそのまんまです。舞雪というのは造語?ですが、響きが好きです。まいゆきと読んで下さい。
「白と黒の境界線」もそのまんまですね。境界線に立つのがジャニアであり月叉である。
それを本人が一番自覚していて、狭間にいることを一番辛く思っているのも本人。白=月叉、黒=ジャニアとして考えています。
「瞳に映る君」は蒼刃の言葉…ですね。蒼刃の台詞に、『俺の瞳に映るお前はお前のままなのに、お前の瞳に映る俺はもはや俺じゃない。』というのがあるんですが、これがサブタイトルに繋がっています。切ないなぁ…蒼刃。ごめんね。←
蒼刃にとって星来はやっぱり星来のままだけど、星来から見たら蒼刃は全く知らない人になってしまったという、二人の距離を表すサブタイトルです。



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