アクアマリンの秘密
* * *



「これで…ビシアスは残り3人…かぁ…」

「ああ。」

「それにしても…
オレたちのお姫様は無茶ばっかりするね…。
おかげで久しぶりに冷や汗をかいたよ。」

「お前のロックが甘いんだ。
…わざとか?」

「まさか。
星来にあんな行動力があるなんて知らなかっただけだよ…。
それに…飛ばせたのは桃依でしょ?」

「そんなのは分かっている。」

「でもこれで…共鳴石が1つ戻ったね。
貴重な手掛かりも手に入ったし。」

「……。」

「共鳴石はビシアスの身体に組み込まれているってこと…
そしてその位置は星来が読み取らないと分からない…ってこと…。
どうやらオレたちはお姫様を危険に晒さなきゃ、欲しいものを手に入れることは出来ないらしいね…。」

「……。」



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