アクアマリンの秘密
「君の持つ『ハート』がその最たるものだよ。」
「え…?」
「君の『ハート』ほど不可解なものはないんだ。
君のほかにこの力を持つ人間がいるかどうかも分からない。
ただ一つ分かっているのは…この能力の持ち主の魔力が強大なことだけ。
だから…君のもつ潜在能力、そして魔力の基礎値が高いのは明白なんだ。」
「えっと…じゃあ…紫紀さんの『タイム』は…。」
「紫紀の能力もかなり珍しい。
でもオレは…紫紀のほかに『タイム』を操ることができた人間を知っている。」
「え…その人は…?」
「もうこの世にはいない。」
「紫紀!!」
「それだけだ。」
「ごめん…。」
伏し目がちにそう呟く白斗さん。その切なそうな眼差しに言葉を失う。
「いや、いい。もう昔の話だ。
星来に説明をしている最中だったな。続けろ。」
そう言ってソファーに腰掛けてコーヒーを飲む紫紀さん。
『もういない』って…
それは…あたしが聞いてはいけないこと…だったんじゃ…。
「ごめんなさい…あたし…。」
「気にしていない。
白斗、話を続けろ。」
「…そうだね…。」
「え…?」
「君の『ハート』ほど不可解なものはないんだ。
君のほかにこの力を持つ人間がいるかどうかも分からない。
ただ一つ分かっているのは…この能力の持ち主の魔力が強大なことだけ。
だから…君のもつ潜在能力、そして魔力の基礎値が高いのは明白なんだ。」
「えっと…じゃあ…紫紀さんの『タイム』は…。」
「紫紀の能力もかなり珍しい。
でもオレは…紫紀のほかに『タイム』を操ることができた人間を知っている。」
「え…その人は…?」
「もうこの世にはいない。」
「紫紀!!」
「それだけだ。」
「ごめん…。」
伏し目がちにそう呟く白斗さん。その切なそうな眼差しに言葉を失う。
「いや、いい。もう昔の話だ。
星来に説明をしている最中だったな。続けろ。」
そう言ってソファーに腰掛けてコーヒーを飲む紫紀さん。
『もういない』って…
それは…あたしが聞いてはいけないこと…だったんじゃ…。
「ごめんなさい…あたし…。」
「気にしていない。
白斗、話を続けろ。」
「…そうだね…。」