アクアマリンの秘密
「うわっ…!!」

「この光…っ…!!」



何かすごい大きさの力があたしの中をうねってる。
その力が一つの形になってあたしを包んでる、そんな感覚。



バンッ…!!


「なんだよ…俺の部屋まで変な光が漏れてきたぞ?」

「この力…星来のものか?」

「ご名答。さすがだねー紫紀。」

「光まだ消えないよー!!それに星来は大丈夫…?」





あたしはゆっくりと目を開けた。





「えぇっ!?なんで蒼刃と…紫紀さんが?」

「なんでって…お前がすげー光を放出するからだろ?」

「え?あたし…光ってなんか…。」

「今は大分落ち着いてるけど、『ゼロ』って唱えた瞬間の光は凄かったよ。
星来が見えないくらいに…ね?桃依?」

「うんっ!!星来が光に包まれちゃって心配したよー?
体は大丈夫?」

「うん。全然平気…でも…この魔法が成功したかどうかは…
あっ!!」



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