恋色の紙ヒコーキ
舞台は中世ヨーロッパ。

アルビスクの第一皇子であるジョシュアは乗り気ではないもの、国王である父親が用意したパーティーに出席させられる。
そこで紹介されたのが隣国の王女で、婚約者のマリアス。
しかしジョシュアは結婚する気などさらさらない。

そしてパーティーから数週間後、アルビスクとサハトアルの戦争が始まり、ジョシュアがその指揮を取ることになる。
その際に、ジョシュアの乗っていた馬が敵に矢を射られ、ジョシュアは誤って濁流に飲み込まれてしまう。

目覚めたときに目の前にいた少女…リリア。
目覚めるまでの3日間、リリアは必死に看病していた。

アルビスクの方でジョシュアを探しているという知らせを聞き、痛む足を抑えて王宮に戻ったものの、心に想うのはたった一人の少女リリアだけだった…





「って感じ!!どうよ!?」

「どうって言われても…。」

「すごいねー飛鳥!!
そんなに考えてたなんて!!」

「ちょっとやってみてぇ!!最後だしな!!」



クラスが異常な盛り上がりを見せ始めた…


「ねっ!?やろうよーはるっ!!
っていうか、もう舞台使用権ゲットしちゃったからやるしかないけど♪」

「分かったよぉ…じゃあ今日のLHRは飛鳥に任せるね。」

「ありがとっ!!はる!!」

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