恋色の紙ヒコーキ
* * *

10分後…


「な…んで…?」


黒板に書かれたのは



ジョシュア役
五十嵐陽  32票
安藤久哉  2票

リリア役
神城衣里香 30票
笹川梨絵  2票
戸田晴香  2票

マリアス役
笹川梨絵  30票
神城衣里香 4票

シェイル役
戸田晴香  30票
山瀬緋那  1票
誰でも   3票



「なんでーっ!!
なんであたしメイド?」

「だぁーってなんかぼろ服似合いそうじゃない?
っていうかまぁ王宮のメイドだからぼろ服じゃないけど…。」

「はるをなんかメインキャストにいれなきゃ面白くねぇなーって思ったところ、みんながやっぱりメイドだよなって思ったんだよ。
はる、諦めろ。」

「ねぇ!!陽はあたしに投票したの!?」

「してないよ。
俺は別に誰でもって書いたし。」

「っていうかあたし、マリアス…?
って王女様でしょ?
絶対そういうの似合わないと思うんだけど…。」

「梨絵はいいじゃんかー…なんでメイド…。」

「あ、あたしははるのことちゃんとリリアで投票したよ!!
陽くんとやればいいなーって思って。」

「あたしは梨絵と安藤がやればいいなーって思って…。」

「あ、じゃああの微妙な2票ははるの仕業だったのー?」

「うん。1票はね。」

「じゃああともう1票は…。」

「陽だな。だろ?」

「俺も笹川さんと久哉がやればいいと思ったんだよ。」

「陽、皇子かよー!!
梨絵と婚約者なんてうらやましーぜ!!」

「もう!!安藤のバカ!!」

「なんでだよ?」

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