恋色の紙ヒコーキ
「はる、メイド役だっけ?」
「それを言わないでよーっ!!
ってかだいたいなんでメイド役がメインキャストなの!?」
「はる、ちゃんと目通した?」
「え?」
「飛鳥も言ってたけど、リリアより健気に皇子を想い続けてる子だからじゃない?
まぁ結局報われないけど…
なんか脚本的にもちっちゃな女の子って感じがする。
はるみたいな元気いっぱいって感じではないけどさ。」
「ふーん…。」
そう言いながら、脚本に目を通す。
言われてみれば確かにそうかもしれない。
身分違いの恋だって分かってても皇子への想いを断ち切れない。
距離的には一番近くにいるのに、一番遠い。
ずっとそばで見てきたのに、もうそばには居られない。
なんか一気に切なくなってきた…
「陽くん以外キャスティングミスな感じは否めないけど…
脚本自体はすごく深いっていうか…
なんかシェイルに入れ込むとかなり切ない…かもしれないなってあたしは思うな。
はるはどう…?」
「うーん…
切ないかもだけど…
そんなのあたしに出来るのかな?」
「それはやってみなくちゃ分かんないでしょ。
ま、あたしは陽とラブラブなシーンばっかりだろうから楽しみだけど。」
「へ!?ちょっと…。」
「何よ?クラスの意見で決まったんだから逆らえないでしょ?」
「そう…ですけど…。」
「衣里香、俺降板したいんだけど。」
「ダーメッ♪陽は皇子様でなきゃね!!」
「じゃあ衣里香、はると代わって。」
「無茶言わないでよ。」
「それを言わないでよーっ!!
ってかだいたいなんでメイド役がメインキャストなの!?」
「はる、ちゃんと目通した?」
「え?」
「飛鳥も言ってたけど、リリアより健気に皇子を想い続けてる子だからじゃない?
まぁ結局報われないけど…
なんか脚本的にもちっちゃな女の子って感じがする。
はるみたいな元気いっぱいって感じではないけどさ。」
「ふーん…。」
そう言いながら、脚本に目を通す。
言われてみれば確かにそうかもしれない。
身分違いの恋だって分かってても皇子への想いを断ち切れない。
距離的には一番近くにいるのに、一番遠い。
ずっとそばで見てきたのに、もうそばには居られない。
なんか一気に切なくなってきた…
「陽くん以外キャスティングミスな感じは否めないけど…
脚本自体はすごく深いっていうか…
なんかシェイルに入れ込むとかなり切ない…かもしれないなってあたしは思うな。
はるはどう…?」
「うーん…
切ないかもだけど…
そんなのあたしに出来るのかな?」
「それはやってみなくちゃ分かんないでしょ。
ま、あたしは陽とラブラブなシーンばっかりだろうから楽しみだけど。」
「へ!?ちょっと…。」
「何よ?クラスの意見で決まったんだから逆らえないでしょ?」
「そう…ですけど…。」
「衣里香、俺降板したいんだけど。」
「ダーメッ♪陽は皇子様でなきゃね!!」
「じゃあ衣里香、はると代わって。」
「無茶言わないでよ。」