恋色の紙ヒコーキ
* * *

今日はクリスマスイブ。

久々のデートの日!!


ピンポーン…


「はるーっ!!陽くんが来てくれたわよー!!」

「今行くっ!!」


あたしは玄関に猛ダッシュした。


「お…お待たせっ…!!」

「そんなに焦らなくてもいいのに。
大丈夫だよ。それにしても…。」

「へ?」

「今日はいつもよりずっと可愛いね。」

「えぇ!?」

「でっしょー?さすが陽くん!!分かってる!!
これ、あたしの力作なのよー♪」

「秋奈さんがやったんですか?」

「髪も洋服のコーディネートも全部ね!!
最高でしょー?」

「はい。」

「って秋姉は黙っててーっ!!もう行こっ!!陽!!」

「あ、それじゃあ一日、お借りします。」

「楽しんでねー♪」


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