恋色の紙ヒコーキ

真夜中の初詣

* * *

今日は12月31日。
もう今年も終わっちゃうのかぁ…。

ブーブーブー…
あたしのケータイが震える。


「もしもし?」

「はるっ!!今日の夜暇?」

「え?今日の夜?なんで?」

「今日の夜、っていうか12時に初詣行かない?
合格祈願しに行こうよ!!」

「行くーっ!!」

「久哉とみんなで行こうよって丁度話してたとこなの。
だからはる、陽くんも誘ってみてよ。」

「うんっ!!了解!!」

「じゃあ今日11時半くらいに○○神社にね。」

「はーいっ!!」


陽のケータイの番号はっと…

ピッ…
プルルルルルル…プルルルルルル…


「はる?どうしたの?」

「あっ!!陽!?
さっき梨絵から電話があって、今日の夜みんなで初詣行かないかって…
だから陽も行かない?」

「初詣?」

「うんっ!!みんなで合格祈願しに!!」

「なるほど…。行くよ。集合は何時?」

「んっとねぇー…11時半に○○神社。」

「分かった。じゃあその前にはるを迎えに行くよ。」

「ありがとう!!待ってるね!!」

「うん。じゃあ後で。」


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