恋色の紙ヒコーキ
* * *
てらりんとの約束…守らなきゃ…。
あたしは大きく息を吸った。
「戸田晴香」
「はいっ!!」
あたしは涙を堪えて大きな声で返事をした。
てらりんの方に目線を移すと、てらりんがいつもみたく優しく笑ってくれて、それだけでまた涙が出そうになる。
でもあたしは泣きそうになるのを何とか堪えて、笑顔のまま、目線をクラス代表の安藤にずらす。
「代表、安藤久哉。」
「はい!!」
安藤が壇上に上る。
「卒業証書、3A、安藤久哉。」
校長先生が卒業証書を読み上げた。
ホッとした顔で下りてきた安藤とちょっと目が合って、あたしは思わず少しだけ笑った。
てらりんとの約束…守らなきゃ…。
あたしは大きく息を吸った。
「戸田晴香」
「はいっ!!」
あたしは涙を堪えて大きな声で返事をした。
てらりんの方に目線を移すと、てらりんがいつもみたく優しく笑ってくれて、それだけでまた涙が出そうになる。
でもあたしは泣きそうになるのを何とか堪えて、笑顔のまま、目線をクラス代表の安藤にずらす。
「代表、安藤久哉。」
「はい!!」
安藤が壇上に上る。
「卒業証書、3A、安藤久哉。」
校長先生が卒業証書を読み上げた。
ホッとした顔で下りてきた安藤とちょっと目が合って、あたしは思わず少しだけ笑った。