恋色の紙ヒコーキ
光る指輪を陽の左手の薬指にそっとはめる。


「お揃い。」

「うんっ!!すっごくすーっごく嬉しい!!
ありがとう陽っ!!大好きーっ!!」


あたしは陽に思いっきり抱きついた。


「うわっ…!!」


あたしがあまりにも勢いよく飛びついたせいで、陽が倒れる。


「ごっ…ごめんっ…。あたし、加減しなかったっ…。」

「何…はる…?
昼間なのに押し倒すとか…
しかも自分の大学の敷地内で。」

「っ…!!押し倒してないもんっ!!」

「まぁこれからはずっとはると一緒に寝るし、押し倒してくれても全然いいんだけどな。」

「…っ!!陽のバカっ!!」

「久しぶりに会えたって言うのに、バカはないだろ…?そんな冷たいはるにはお仕置き。」

「へっ…?」


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