恋色の紙ヒコーキ
「えぇ!?そんなにため息つかれるようなこと、あたししたの!?」

「うん…って部活遅れる!!
この続きは後。
部活終わったら玄関で待ち合わせしよ。」

「うん。分かった!!」



* * *



「5分休憩ー!!」




「先輩っ!!」

「あれーさっきの…?
っていうかバスケ部だって言ってたね。」

「あ、俺、名前名乗ってませんでしたね。
小林瞬(コバヤシシュン)って言います。1年です。」

「小林くんかぁー…よしっ!!名前覚えた!!」

「ありがとうございますっ!!
あ、練習戻んなきゃ…。すいません、失礼します。」

「頑張ってねー。」


ふーん…
小林瞬くんかぁ…

真面目そうな子だなー
っていうか小林くん、あたしに何の用なんだろう?

陽が怒りそうなことなんだよね…?

全然思いつかない!!


< 37 / 297 >

この作品をシェア

pagetop