恋色の紙ヒコーキ
「もーっ!!わけ分かんない!!」

「あはは、ごめんごめん。」

「全然謝ってないでしょその顔!!」

「うん。悪いと思ってないよ。」

「バカーっ!!」

「バカでいいよ、バカで。
それじゃ…また明日。」



そう言ってくしゃくしゃっと頭を撫でられる。

いつもされてることなのに、やっぱりドキッとする。

心臓うるさいっ!!


そしてまた、さっきのほっぺに残った感触を思い出す。

それだけで熱が上がる。



「ダメだ…あたし…
完全に陽のペースにはまってる…。」


いつの間にあたし…
こんなに余裕無くなっちゃったんだろう…?


ていうか今日寝れないかも…

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