恋色の紙ヒコーキ
「俺にしか見せない顔、でしょ?」
「それはっ…。」
確かにそうなんだけどさっ…
って…
いつの間にか握られているあたしの手。
「陽っ!!」
「何?」
「なっ…手…っ…!!」
「手くらい繋いでもよくない?」
「よくないっ!!
だってほらっ!!みんな見てるじゃん!!」
「気にしない気にしない。
見せつけよう?」
「いーやー!!」
「それ…本心?」
「え?」
すごく悲しそうな目であたしを見つめてくる。
その目に耐え切れなくなってあたしは…
「違う…けど…。」
そう呟くしかなかった。
陽の顔は一気に明るくなる。
「それはっ…。」
確かにそうなんだけどさっ…
って…
いつの間にか握られているあたしの手。
「陽っ!!」
「何?」
「なっ…手…っ…!!」
「手くらい繋いでもよくない?」
「よくないっ!!
だってほらっ!!みんな見てるじゃん!!」
「気にしない気にしない。
見せつけよう?」
「いーやー!!」
「それ…本心?」
「え?」
すごく悲しそうな目であたしを見つめてくる。
その目に耐え切れなくなってあたしは…
「違う…けど…。」
そう呟くしかなかった。
陽の顔は一気に明るくなる。