恋色の紙ヒコーキ
何を…言うつもりなのかな…?小林くん…
あたしは少し不安になりながらも、小林くんの後をついて行く。
あたしの後ろには陽。
結局遠慮しないで来ちゃう陽…。
小林くんの足がピタリと止まる。
「あの…話って…?」
「俺、はる先輩のこと、諦めます!!」
「へ!?」
「え!?」
あたしと陽、同時に素っ頓狂な声が出た。
「どうしてなのか…聞いてもいいかな?」
「なんか…さっきのやり取り見てて、絶対敵わないなって思っちゃったんですよね。」
「さっきのやり取り…?」
「陽先輩の洞察力って言うんですか?
はる先輩の小さな変化も見逃さないって…
ホントに好きじゃなきゃそういうの分からないなって思って…
それに…。」
「それに…?」
あたしが言葉の先を尋ねる。
「はる先輩の気持ちが変わることもないなって思って。」
「え!?」
「だって先輩、陽先輩に抱きかかえられた時、下ろしてとか言ってても嬉しそうだったから。」
「えぇ!?」
あたしの顔が一気に赤くなる。
「はる、嬉しかったの?」
「違うっ!!恥ずかしかったよ普通に!!」
「でもまんざらでもないなって顔してたように見えましたけど…俺には。」
「小林くんは黙ってー!!」
恥ずかしさで爆発しそうだった。
だってホントは小林くんの言ってること、完全に否定できないから。
あたしは少し不安になりながらも、小林くんの後をついて行く。
あたしの後ろには陽。
結局遠慮しないで来ちゃう陽…。
小林くんの足がピタリと止まる。
「あの…話って…?」
「俺、はる先輩のこと、諦めます!!」
「へ!?」
「え!?」
あたしと陽、同時に素っ頓狂な声が出た。
「どうしてなのか…聞いてもいいかな?」
「なんか…さっきのやり取り見てて、絶対敵わないなって思っちゃったんですよね。」
「さっきのやり取り…?」
「陽先輩の洞察力って言うんですか?
はる先輩の小さな変化も見逃さないって…
ホントに好きじゃなきゃそういうの分からないなって思って…
それに…。」
「それに…?」
あたしが言葉の先を尋ねる。
「はる先輩の気持ちが変わることもないなって思って。」
「え!?」
「だって先輩、陽先輩に抱きかかえられた時、下ろしてとか言ってても嬉しそうだったから。」
「えぇ!?」
あたしの顔が一気に赤くなる。
「はる、嬉しかったの?」
「違うっ!!恥ずかしかったよ普通に!!」
「でもまんざらでもないなって顔してたように見えましたけど…俺には。」
「小林くんは黙ってー!!」
恥ずかしさで爆発しそうだった。
だってホントは小林くんの言ってること、完全に否定できないから。