足跡
なな、ゆりもぅこうゆうのやめよ


えっ!!
戸惑いを隠せない様子の
ななとゆり。


私別にみんなのこと
心底ムカついてこんなことしてたんじゃないの
ただそうしてないと
いけないって
強いイコール弱いものを潰すって思ってた
だけどこんなの
ただの弱いものイジメで
なにも強くなんかない
弱いものいじめて
強いって思ってる私たちが
一番弱いやつなんだよ


そうだね〜
ゆりもねわかってた。


ななもわかってた。


ほほえむ二人


だけど正直言勇気なかったの
ゆり独りになるの嫌だったから
それとちかが
勇気出して言っとき
ちかが羨ましかったんだ〜。
なんかそのちかの勇気に
しっとした部分もあってさ


ななもね〜そう思ってた。
それに、ちかは
私たちのこと裏切ってなんかなかったよ
ちかは言ってない
でもねそのこと私すぐ言えなかった
ちかの肩持つ気がしたから
そうなったら次は自分がやられるんじゃないかって
だから言えなかった
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