足跡

せなってさ〜強いよね。

ななは私にいつもの言う

はぁ？どうゆう意味？


だって強いじゃん
誰にだってなんでも言うじゃん
それに泣かないじゃん
強いよーまじで。


なんだよそれー


いつもこんな感じに
笑って終わる会話。


私強くなんかないよっ
心が叫んでる


でもね
私は強いからそんなこと
言ってられないの
泣いたりできないの


ただ弱いものを
潰しては上にあがることしか
私には許されないの


あきなはそれから
学校こなくなった


ねぇ〜せーな!!
後ろからおっきな声で
叫んで走ってくるのは、ゆり。

うるさいなーなに？


あきなさ〜
学校こなくなっちゃったね
おもしろくなぁーい
まぢあいつ弱いしっ
登校拒否ってやつだねー


そんなけかよ？
どーでもいいじゃんそんなやつ


まあね。
てゆうかさ〜
めいいるじゃん!!めい!!
めいのやつさ〜
むかつくんだよね〜


なんで？


あいつさ〜
私のね〜机にぶつかってきて
筆箱落ちたの〜
でね筆箱割れたの〜
なのにあやまんないんだよ!!


ぢゃ無視でっ


うんわかったっ!!


たった今から
標的はあきなからめいに
変わった


本当に女同士はねちっこい


でもね
私たちの学校は
男にもこうゆうのが
ふつうにあるの


弱いものは強いものにつく

もしそれに
ハムクようなことになれば
徹底的にやられる


そんな暗黙の中学時代