先生っ


鈴野留衣…


俺が、中学生の時
ボランティアで
施設に行った時


あいつは、小学生だった。
誰よりも笑わなくて
ずっと1人だった…


俺は、ずっと
あいつのそばにいた。

別れ際に一言だけ

「鈴野留衣っていうの…。お兄ちゃんありがとう。」

痛々しい笑顔…

その笑顔で
俺は、忘れられなくなった
鈴野…留衣


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