Protect~守る~
別にH高の生徒に恨みがあったからじゃない。
今いる高校と近かったって訳でもない。
逆に遠い。
夜中、本能か何かで…ただ独り夜の街を歩いていた。
皆あたしの何かに感づいていた。
――…ああ近寄ってはならない。と。
朝気がつくとH高の門の前にいて…ケンカを売られた。
それがキッカケじゃない。
キッカケは…あたしの……"狼"の本能から。
あたしの前に現れたH高。
標的に…ただただ関係ない者を…殴り続けた。