Protect~守る~
偽善者
それから、あたしは制服に着替え…一息してから学校へ向かった。
よく不良なんてもん、学校に行かないはずだけど…あたしは不良でもなんでもないから必ず通う。
それに叔母さん達と約束をしている。
弟を連れて行った恨みもあるが、だけど弟がそっちにいる事で…あたしは逆らうことができない。
毎日毎日学校につくまで考え事をして、学校につく。
今日もその通常通り。
色んな事を考えていたら、学校に着いた。
みんながみんな、あたしを見て蔑む。
「あ…見て、榊さん」
「あー今日もちゃんと来てるんだね」
「別に来なくてもいいのに…」
「みなよ、あの目つき。茶髪もやばいでしょ」
「ふっ、あれで男が落とせると思ってんじゃないの??」
―別にあたしは気にしない。