Protect~守る~

偽善者


それから、あたしは制服に着替え…一息してから学校へ向かった。

よく不良なんてもん、学校に行かないはずだけど…あたしは不良でもなんでもないから必ず通う。


 
それに叔母さん達と約束をしている。

弟を連れて行った恨みもあるが、だけど弟がそっちにいる事で…あたしは逆らうことができない。



毎日毎日学校につくまで考え事をして、学校につく。

今日もその通常通り。


色んな事を考えていたら、学校に着いた。


みんながみんな、あたしを見て蔑む。




「あ…見て、榊さん」

「あー今日もちゃんと来てるんだね」

「別に来なくてもいいのに…」

「みなよ、あの目つき。茶髪もやばいでしょ」

「ふっ、あれで男が落とせると思ってんじゃないの??」






―別にあたしは気にしない。



< 29 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop