光～君への想い～

私は、窓の外を見た。今日も憎らしいほど綺麗に桜が舞っていた。


ふと、視線を感じて振り向くと、白石が見ていた。
慌てて目を逸らした。




…あの時と同じ目だ。


麻衣とプリントを取りに行くとき、私を見ていたあの目。


とても…寂しそうな顔をしていた。