光~君への想い~
パシッ



「何やってんだ…!」

麻衣の手首を掴んでいたのは白石だった。



「咲弥…」

麻衣は今にも消えそうな声で名前を呼んだ。

「お前、最低だな…」



白石は小さくそう言い、私の腕を掴んで教室を出た。
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