光~君への想い~


「如月、大丈夫か?」
白石はさっきとは違う優しい声で問い掛ける。


光は突き飛ばされた時の擦り傷だけですんでいた。


「だ、大丈夫…」

私は精一杯の声で答えた。


でも、声は震えていた。
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