光~君への想い~


−−屋上

ギィィィ…
重い扉を開けると、真っ青な空と7月の暖かい風が吹き抜ける。



「光…」

麻衣の口から低い声で私の名前が漏れた。


「昨日のこと、覚えてるよね?」

昨日…忘れるわけないじゃん。
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