光~君への想い~
「ねぇ、光」
後ろから女の声がしたので振り返ると、麻衣(マイ)が立っていた。
「白石君と行きたいから代わって?」
と、小声で話した。
「…別にいいけど?」
「ありがと♪」
麻衣は白石が好きなんだ。
「あれ?如月行かないの?」
「麻衣が「光、お腹痛いんだってー」
私が本当のことを話そうとしたら麻衣にさえぎられた。
「白石君、行こっ」
…ウザッ
麻衣だけは今だに苦手。クラスで一番大きい女子軍団のリーダー。
男子に対してぶりっ子なのが嫌なんだけど…