今夜,君と…。
「…なんか,スロット行きたい気分なってきた!!」

「…え!?」


悪びれもせず無邪気な笑顔で話す亮平。

「なぁ〜七瀬たんッ!今日はスロットにしよ♪スロット♪」


「…意味わからん。昨日自分から言い出したんやん!おかしくない?!!」


あたしが亮平にこんなに怒ったのは初めてだった。

いつもなら,
「わかった〜。今度は絶対いこな!」って言ってた。
我慢してたはずだった。

だけどメールのこともあり,感情を抑えられなかった。

「ごめんごめん!ななちゃん,今度つれてったるから!」

「今日いくってゆったやん…。」

「うん。でも気分が変わっ…」

「守れん約束なんかすんなや!」

「……いいかげんにせえよ。」

「…。」

「だから謝ってるやんけ!何やその態度。ほんまお前は俺をイラつかせるんがウマイな!うっとーしいで…別れてや!」

「……。」

「シカト?言わせてもらえば,別に俺はお前じゃなくてもええねんからな?」


「っ…。」

「また泣くやろ。ほんまウザイ!俺いくから勝手に家帰っとけ!!」

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